羊と惑星SHEEP AND PLANETS

SHEEP AND PLANETS / PROTOTYPE 02

AX体験ラボ · 社内共通の業務

社内規程チャットボット

よくある質問に答え、根拠の条文をその場で確認する。架空の会社の規程を使った試作です。

状態
試作版(2026年10月)
作り方
Claudeと対話しながら作成
形式
HTMLファイル1つ。ブラウザ内で動作
公開版の動き
選択式FAQ・キーワード検索。回答の生成・判定に生成AIは使っていません。

DEMO

試してみる

カテゴリを選ぶか、質問を入力してください。回答の下の条文を押すと、右側の規程集で原文が開きます。スマートフォンではタブで切り替わります。

この公開版の自由入力はキーワード検索です。近い質問と条文を探して表示します。

大きな画面で試す ↗

WHY

なぜ作ったか

総務や人事には、「有給休暇は何日あるか」「出張の宿泊費の上限はいくらか」といった、規程を読めばわかる質問が毎日のように届きます。規程は社内で共有されていても、どこに書いてあるかを探すのに時間がかかり、結局は担当者に聞くことになります。

答える側も、同じ質問に何度も答えることになります。よくある質問に条文つきで答えられれば、聞く側も答える側も時間を減らせます。生成AIを業務に取り入れる最初の題材として、どこまで実用的に作れるかを試しました。

HOW

どうやって作ったか

  1. 01

    規程を用意する

    架空の会社「株式会社サンプル」の就業規則(抜粋)、育児・介護休業規程、旅費規程、経費精算規程、給与規程を作りました。全44条です。日数や金額は体験用の設定です。実際に使う前に、自社の正式な規程と適用範囲を確認します。

  2. 02

    よくある質問を整理する

    質問を6つのカテゴリ(勤務時間・休日、休暇、出張・旅費、経費精算、育児・介護、給与・手当・届出)に分け、34問の回答を作りました。それぞれの回答に、根拠となる条文を対応させています。「ペットが亡くなったときは休めるか」のように、規程の対象外だがよく聞かれる質問も入れています。

  3. 03

    画面をつくる

    カテゴリ、質問の順に選ぶと回答が表示される形にしました。根拠の条文を押すと、規程集のその条文が開きます。スマートフォンでは、チャットと規程集をタブで切り替えます。

  4. 04

    自由入力に対応する

    入力された質問は、キーワードから一番近い質問を探し、はっきり決まるときはそのまま回答します。決まらないときは近い質問を並べ、該当がなければ総務部の連絡先を案内します。Claude上で開いたときは、Claudeが規程だけを根拠に回答し、使った条文を示します。

  5. 05

    確かめる

    登録した回答と根拠の条文の対応を確認し、「犬が死にました、何日休める?」「領収書なくした」など、日常の言い方でも試します。

どの工程も、Claudeに要件を伝え、出来上がったものを確認して直してもらう、というやりとりで進めました。

POINTS

工夫したこと

EXPAND

ほかの仕事に展開するなら

同じ仕組みでも、情報と判断のルールは仕事ごとに変わります。次の5つは展開の例です。

  1. 01

    社内ITのよくある質問

    基本操作の質問が情報システム担当に集中する。

    入力
    使うアプリ・困っている操作
    出力
    正式な手順と参照先

    変えるところ:承認済みの操作手順に差し替え、パスワードを入力させない。

  2. 02

    店舗の接客マニュアル

    返品や予約変更の案内が人によって違う。

    入力
    場面・商品やサービスの種類
    出力
    対応の原則と店長への確認事項

    変えるところ:店舗の最新の案内ルールと窓口に差し替える。

  3. 03

    製造現場の作業手順案内

    必要な手順書の場所が分からない。

    入力
    工程・設備・知りたい手順
    出力
    承認済みの手順書と担当者

    変えるところ:手順書の版と適用設備を管理する。復旧や運転再開は責任者に確認する。

  4. 04

    研修運営の問い合わせ案内

    出欠・提出物・日程の確認が繰り返される。

    入力
    知りたい項目・受講コース
    出力
    案内文の該当箇所と問い合わせ先

    変えるところ:コースごとの案内資料と日程を差し替える。

  5. 05

    介護施設の事務手順案内

    備品申請や職員向けの事務手順を探しにくい。

    入力
    申請の種類・確認したい項目
    出力
    施設の正式な事務手順と窓口

    変えるところ:施設の事務資料に差し替える。個別のケアや医療判断には使わない。

CODE

コード

HTML・CSS・JavaScriptを、1つのHTMLファイルにまとめています。外部から読み込んでいるのはフォントだけで、サーバーやデータベースは使っていません。

DOCS・ARTS
規程の名前と条文。規程集の表示と、Claudeに渡す規程の本文に使います
CATS
6つのカテゴリと34問のよくある質問。回答、根拠の条文、検索用のキーワード(strong は一致したときに優先する言葉)を持ちます
RULES
Claudeへの指示(規程だけを根拠にする、根拠の条文を書く、など)
searchFaqs・searchArticles
自由入力のキーワード検索
ファイルをダウンロード

AIに渡して作り替える

このファイルをChatGPTやClaudeに添付して頼めば、自社の規程に差し替えたり、質問を増やしたりできます。社内の規程を外部のAIに渡すときは、会社のルールを確認してください。

添付のHTMLは社内規程チャットボットです。規程データ(DOCS・ARTS)とよくある質問(CATS)を、次に貼り付ける当社の就業規則の内容に差し替えてください。画面の構成と処理は変えず、回答には必ず根拠の条文を対応させてください。

TRY WITH A COMPANY

企業で試す前に、確認すること

この試作を担当者と一緒に見て、実際の仕事に合わせるためのメモを作ります。

  1. 誰の、どの仕事で使うか

    使う人と場面を1つに絞り、いま困っていることを確認します。

  2. 元の情報と、更新する人

    規程の最新版・適用範囲・承認者を確認し、規程とFAQを一緒に更新する担当を決めます。

  3. 人に相談する場面

    情報が足りないとき、条件に合わないとき、判断に迷うときの引き継ぎ先を決めます。

  4. 少人数で試して、効果を確かめる

    指導者・企業の担当者と試す人や期間を決め、必要な条文にたどり着く時間・誤った候補の件数・総務への聞き直しの回数を見ます。

この体験で説明できるようになりたいこと

企業のどの課題に役立つか。何を入力し、どう処理して、何が出るか。実務で使うために何を直し、どう試すか。

NEXT

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